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セツのティルトへの思い・2(『月の子』)

2007年09月19日
ティルトは。セツに嘘をついてばかりだった。
セツ「ぼくはずっとティルトが一番先に女性化すると思っていたのに」
ティルト「オレもそう思ってたさ」(文庫2巻・コミックス3巻)

これは嘘。
ティルトは絶対に女性化しない。だからセツを守るつもりだった。

 
これをふまえると「クマノミのように3人のうち1人が女性化」
というのは、読者の勘違い。
ティルトは絶対に女性化しないから。
「ベンジャミンかセツのどちらかが女性化」・・・・・・でも、絶対数が2名だと、
これもありえにくい。
これは、ティルトの、セツの、ベンジャミンの、ショナの、
「ベンジャミンが死ねばセツが女性化するかもしれない」との思い込みの罠。



「(オレたちに出来ないのは)タマゴを産むおまえ(ベンジャミン)を殺すこと」
(文庫2巻・コミックス3巻)

なんて言ってしまうティルトを、心底心配するセツ。

セツ「(ベンジャミンに)しゃべりすぎた、ちょっとかわいそうだったな」
ティルト「じゃ、もちっといじめてやればよかった」
ティルト「頑張れよ、セツ。ベンジャミンが死んだら次はおまえが
卵を産まなきゃいけないんだからな?」
セツ「ぼくが? ティルトは?」
(←このへん奥ゆかしすぎ。)
ティルト「かわいそうだから先におまえにゆずってやるよ」
 
セツ「ティルト。ベンジャミンは死なないよ。いくらまっても順番はこない
だから、彼を早く人間から離さないと」(中略)
ティルト「大丈夫。オレが何とかする」(文庫2巻・コミックス3巻)

この言葉を聞いたセツの不安げな顔。
「何をするつもりなの?」と言いたげな。
 
セツ「どうしたんだい、ティルト。こんなに沢山のウミシダ」
ティルト「あるところにはあんだよ。ホラ沢山飲みな」
セツ「・・・・・・まさか海に潜ってるんじゃないだろうな?」
ティルト「違うよ」
セツ「でもきみは水のある所からならどこにでも行けるし」
ティルト「違うよ。セツ。
オレは何にも危険なことはしていない。
おまえは何も心配しないで病気をなおせばいいんだ。そうだろう?」(文庫2巻・コミックス3巻)

これも嘘。そんなティルトを心配げに見つめるセツ。

ティルト「薬を飲んでくれ。セツ。
同じ日に生まれて同じように育ってきただろう。
だから、これからも、そばに」(文庫2巻・コミックス3巻)

ティルトの頭を優しくなでるセツ。やさしく、いとおしそうに。
 

誰よりも魔女の誘惑にティルトが惑わせられるのを怖れていたのはセツ。
セツ「地球の海には魔女がいると聞いた。
ウミシダのはえているような海溝は、その出入り口になるらしい。
キケンなんだって・・・とても・・・信じない?」(文庫2巻・コミックス3巻)

痛み止めになるウミシダを、それでもティルトに
取りに行かせたくはなかったのだ。
 
 
吐血するセツ。
ティルト「薬をちゃんと飲まないからだ。おまえのせいだぞ。
いいな、寝てろよ」
セツ「ティル、ティルト」
ティルト「だまれっ。おまえの言う通りにしてたらおまえはしんじゃうだろっ。
もうおまえの言うことはきかないからな。
イヤだろーがキケンだろーがオレの思った通りにするぞ。
いいな、セツ。セツ。おい」
セツ「だめ。だめだ。」(文庫2巻・コミックス3巻)

 
 
ティルトのことを誰より心配して、死んでしまったセツ。
二人が離れてからも、
きっとセツの脳裏にはティルトがいて。
だからショナはセツがティルトの話をするたび、
不機嫌になったんでしょうね。


これらの台詞を、たまにはセツ視点で読んでみてください。
どれだけセツがティルトの心配をしていたか。
やさしく見守っていたか。
やたら引用だらけですね。
もう好きすぎて、言葉に出来ないほど好きで。
ティルトもセツも、大好きだー。


白泉社文庫『月の子―MOON CHILD―』 第2巻/清水玲子・・・の本の紹介。
花とゆめコミックス『月の子―MOON CHILD―』 第3巻/清水玲子・・・の本の紹介。
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