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セツ視点「オレは早くあいつが死ぬことさえ願ってる」(ティルト)

2007年06月30日
『月の子』について、あまりにもネタばれになるかもと、迷う私に、
先輩(男性)が言ってくれました。
「殺人事件でも15年が時効だよ。
 夜子さんも考えすぎじゃない?」
はい。そうですね。開き直ろうと思います。
 
ちょうどその朝、あまりにもいつも文庫を携帯したくて、
『月の子』をアマゾンで、注文した私ですが。
(というか、全巻携帯用に文庫全部2冊目ほしくなってる。
 持ちまわると、いたむので。)
 
全巻そろわなくて、ショックでした。
 

では、本題。
 
「たとえきこえていてもあんな奴オレは助けないぞ。
 あいつのためにオレもおまえも卵を生めないんだ。
 オレは早くあいつが死ぬことさえ願ってる」(ティルト)
「ティルト。どうしてきみがそんなにベンジャミンを嫌うのかわからない――
 同じ兄弟なのに。。
 じゃあ、もしベンジャミンじゃなくて僕が一番に女性化していたらどうするの?
 やっぱり憎むの?」(セツ)
 
『月の子―MOON CHILD―』 清水玲子/白泉社
『月の子―MOON CHILD―』 白泉社文庫2巻/花とゆめコミックス3巻
 
 
 
を、「セツ視点」で語ります。
 
   (以下はネタばれ可という方のみお進みください。)
 
 
やさしいセツ。でも、残酷なセツ。いつもやさしくて、でもそのやさしさは、
自分なんてどうなってもいいという、自分を犠牲にするもの。
ベンジャミンを守るべき。そのために自分がよけいなら、このまま死んでもいい。
何で、ティルトを支えようとしないの?
何で、自分も見守ろうとしないの?
 
何で、自分のためなら何でもキケンをおかすティルトが、
セツを失って生きていけると思うの?
 
たった一人で、ベンジャミンを守れなんて、言えるの?
それは、セツなら、ベンジャミンを守るつもりだったんだろうね。
それが自分の運命と。
ティルトのやさしさに守られていたから、きっと負の感情がなかったセツ。
 
残酷な無垢。
 
こんなにもティルトはセツを愛しているのに。必要としているのに。
 
「おまえならいい。ほんとうだ。
 おまえなら守ってやる。
 安心して無事卵を産めるように守ってやるよ」(ティルト)
 
『月の子―MOON CHILD―』白泉社文庫2巻/花とゆめコミックス3巻 

 
その言葉の意味を、セツは知らない。その言葉の重みも、
ティルトの嘆きも。
でも、「自分とティルトはベンジャミンを守るためだけに存在する」
その運命を、納得して受け入れていたんだろうね。
でも同時に恐れたんだろうね。「ティルトは自分のためなら何でもする」
だから、もう居てはいけないと。(妄想です。)
 
「何も知らない、汚れのないやさしさ」と、文庫5巻コミックス8巻で、
 
ティルトは言う。
 
セツのやさしさは、時に残酷だ。
セツは生きるべきだったのだ。
見守るべきだったのだ。セツに出来ることもあったはずなのに、何もしなかったのだ。
 
 
白泉社文庫『月の子―MOON CHILD―』 第2巻/清水玲子・・・の本の紹介。
花とゆめコミックス『月の子―MOON CHILD―』 第3巻/清水玲子・・・の本の紹介。
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