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「罪」  『月の子』&『秘密』より

2007年06月13日
私が『月の子』が好きなのは、
主人公5人がそれぞれ、「罪」を負っているからでしょう。
 
「ティルトの罪」
「セツの罪」
「ショナの罪」
「ジミーの罪」
そして、唯一罪がなさそうな「アート」ですら、最後には「罪」がある。
 
 
「主人公が、ひどい目にあってひどい目にあって、
 それでも乗り越えました、わかりあえました」
なんて作品には、興味ない。
自己弁護に徹する作品も、興味ない。
 
 
むしろ、清水先生は、作者として、作品として、キャラに自己弁護させない。
「罪を負っても、それでも生きる」それが、清水先生の作風かも。
  
清水作品には、状況、設定、からではなく、
キャラ自体が、「罪多い」登場人物が、多々登場する。
 
 
「清水作品の女性主人公があまり人気がない」
と一部の人がいうのは、主人公さえも欠点があって、まちがいがあって、
というのが、若い世代の少女にはわかりづらいからかもしれません。
わかりあえないのが不満なのかも、知れません。
 
 
最後は幸せに。そう祈る方が多いのかも、知れません。
 
 
それまでどんなに過酷な運命でも、「最後は幸せに」?
じゃあ、今までのストーリーは、何?
 
 
万人向けではなくても。
Fanの頭数の人数より、いかに多くの人にメッセージが深く届くか。
そっちのほうが、私は好き。
 
 
子供のころも大人になっても清水作品がずっと好き。
それが私だけではないのを、私は知っている。
 
そんな風に清水作品を好きな人も、多いのだから。
 
 
以下、『秘密』コミックス未収録の「言葉」ですが、
 
 
 
「自分の力では、どうしようもない現実、
 やりきれなさい空しさや切なさ、
 そういう現実とまともにぶつかってくじけて、
 ヘタれてしまった弱い人間が好き。
  
 そしてそんな果てしなく続くまっ暗闇の中でも、
 もうない希望や、光や救いを探してしまう、
 何とも諦めの悪い人間がさらに好き。
 
 そんな愛すべき生き物「人間」を
 この『秘密』の世界で一人でも多く描いていけたら、
 私自身、頑張っていける気がするのです」
 
『秘密の秘密』 清水玲子 『メロディ』2006年5月号より。

 
 
私が、清水先生の書かれた言葉で、特に一番好きな言葉です。
まだコミックス化されていないのですが、ごめんなさい、どうしても好きなんです。
ネタばれではないと思うし。
もし清水先生にご迷惑なら、
どうして私が先生のFanだったか、Fanサイトを開いているか、
どうか理解してください。
 
今、この言葉を聞いて、「清水玲子先生がずっと好きでよかった」と、心から思うようになりました。
 
 
 
※『月の子』についてはホント深く突っ込んでますけど、15年前の作品だし、
15年間待ったし、やっと自分でも書けるようになったので、
ごめんなさい。
自分的に、ネタばれレベルを、各作品によって使い分けているつもりなのですが。
 
私は、『月の子』を研究するのが、ずっと、長い間の、「夢」だったんです。
 
 
 
 
『秘密の秘密』 清水玲子 『メロディ』2006年5月号 コミックス未収録
 
白泉社文庫版『月の子―MOON CHILD―』 清水玲子・・・の本の紹介。
花とゆめコミックス版『月の子―MOON CHILD―』 清水玲子・・・の本の紹介。
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