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ジャックと天竜~自分がロボットだったと知らなかったロボット~その2

2007年06月06日
ロボットのジャックは、200年もの間、はるか昔出会った女性を愛し続けていた。
そんなジャックは、自殺をしようとしていた、エレナというロボットを助ける。
セクスレス(無性)の彼は、愛していた人間の男性「天竜」を失うと、生きる意味を失くし、
もう200年前から自殺を続けていたが、
ロボットのため、そのため再生されて、
死ねなかった。
 
ジャックは、そんなエレナの、「天竜」をモデルにして作られた、
唯一のロボットだったのだ。
 
エレナはジャックに天竜を求める。
 
昔はね、ピンと来なかったのだ。
でも、それがどんな残酷なことか。
自分は誰かのコピー人形。
しかも、好きになり始めた人が、愛し続けた人の、複製。
 
彼は何故自分になつく?
何故自分の側にいる?
自分が天竜のコピーだから?
 
だからジャックはサングラスをはずさない。
天竜はそんなものつけていなかったから。
 
自分というものが、信じられなくなる。
 
自分が作り物と、思い知らされる。
 
エレナの愛が、信じられなくなる。
それでもやさしいいジャックは、エレナを愛する。
 
 
もう、すっごい名作だと思うの。
 
清水玲子のこの世界を愛し続ける人は多い。
たとえ時がたとうとも。
 
 
『ミルキーウェイ』白泉社文庫・全1巻/清水玲子著
『ミルキーウェイ』花とゆめコミックス・全1巻/清水玲子著
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