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「ショナが誰を選ぶのかも」(セツ)

2007年05月31日
「そしてきみは人魚(ショナ)の卵を産むんだよ」
「だめだティルト。さからったって流れは変わらない。
僕の寿命はもう決まっている。卵を産むのが誰なのかも決まっている。
ベンジャミンが誰を好きになるかも。ショナが誰を選ぶのかも」
 
(セツ)『月の子―MOON CHILD―』清水玲子著/白泉社
『月の子―MOON CHILD―』白泉社文庫2巻・花とゆめコミックス3巻

 

   (以下はネタばれ可という方のみお進みください。)

このまま自分がいるとティルトは自分をかまってばかりで、守るべきベンジャミンを守らない。
何も出来ない自分は病で死ぬべきだと、セツは薬を飲むのを拒否し、自らの命を縮めた。
 
このときはセツは知らなかった。
自分が甦ることも。
ショナと出会うことも。
ショナを愛することも。
 
だからこそ、よけい残酷に思える。
 
ティルトを止められるのはセツだけだったのに。
セツは自分の未来を捨てた。
そして甦って残酷な運命を背負った。
 
何も知らぬまま。何も気付かぬままに。
 
だからこそ、重い。
 
セツは生きるべきだったのだ。
自分のために。
ティルトのために。
これから出会うショナのために。
そして地球の運命のために。
 
ティルトの、あるいはセツの残酷な自己犠牲。
ティルトは苦悩する。泣き続けて自分を犠牲にし、何もかも捨てたティルト。
セツの死により失ったものは、大きすぎた。
 
セツは生きるべきだったのだ。セツの死。
それが全ての呪いの始まりだったのだから。


白泉社文庫版『月の子―MOON CHILD―』2巻 コミックス紹介。
花とゆめコミックス版『月の子―MOON CHILD―』3巻 コミックス紹介。


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